2022 - 7 - 28 : 煙のように・・・

まだタバコをくゆらせている。

 

わたしは数年前から煙をはじめ、断続的に、しかしいまでは継続的にゆらすようになって、今年で23才である。タバコはまずいときは最悪だし、うまいときは最高である。だがほとんどの人間にとってはどうでもいいことだ。わたしたちがタバコをうまいと感じるか、まずいと感じるかなどよりも、タバコを吸っている人間であるわたしたちがいなければとても「クリーンな」社会になると固く信じて疑わないのだ。ただ、わたしは彼らに助けられもしているから感謝している。そんな人たちには同時に、いちおうリベラルだとか多様性だとかいうお題目があるわけで。

ともかく、わたしが好きな女性と好きな作家とそれなりの状況が同時にやってきて、煙を大学3年次に始めたってこと。1年間大学を休んでワインを覚えたこと。そんなことはどうでもいいじゃないか・・・

 

ああ、気をキカセて中原中也「わが喫煙」のごときしめやかな詩でも書けでもすればこのブログだっていいものになっただろうに。

 

ケムリのように わたしに教えた あの人は 消えにゆきけり 消えにゆきけり…