【Blender】

2022 - 8 - 13 : 「ねじ」(Blender

UFO : Unidentified Floating Object

享年23歳の夏、歌うことを知った。

絶対的な過去から蘇ってきたような、死者の復活が、天使が呼んでいた。

黒き船を待っている。いつかあいつはやってくる。その時、僕たちは。

 

 

どこから来たの と子が問えば ここにいるよ と風応(こた)う

『24フレームの映画学 映像表現を解体する』を読んだ

2022 - 8 - 10

24フレームの映画学

わたしは映画を見てこなかった。だからこういった手取り足取り初歩から映像を論じてくれるのはありがたい。そうはいっても、映画の「箸の持ち方」から述べるのではなく、「おいしいワインの選び方」くらいにはなっている。

 

わたしは映画を見てこなかった。どれくらいかといえば、いつもひとめでわかりやすい「最新CG映像技術」だとか派手な「メディアアート」だとかを好んだ"ふり"をしてむしろ軽蔑していたほどなのだ。(たちが悪いのは、CGもメディアアートも結局は真面目に見ておらず、表層をみて面白がる単なるサブカル野郎になっていた。)

その点で、この書は真剣に映画の見方を教えてくれる。ミディアムショットやロングショットあるいはパンなどのカメラの撮影方法による視覚効果、構図に表現的に配置されるミザンセンあるいは水平・垂直線の効用、切り返しショットや長回しアクションつなぎなどのモンタージュ・編集の効果、それらに伴う「映画の視線」、アニメーションにおけるコマ数の違いによる表現とその効果などなどまるで語り切れない。

これらはある意味で、当たり前である。最新のスペクタクルなCG表現と比較して考えれば陳腐でさえあるかもしれない。だが当たり前で陳腐であるから無視していたものでもある。無視すべきではなかったのだ。全くわたしは映画を見てこなかった。

 

ひとつ嬉しいのは、古典期の映画から21世紀のアニメーション、そして現代のポスト・メディア的な映像状況に関しての論考まであって、こういう意味でも刺激的で楽しく拝読することが出来た。

 

まだこれを通して一読したのみであるから、これからこの書に引用されている映画や、参考文献などもこれからじっくりと参照して、いわばカタログのようにして学んでいきたい。

カタログのようにして読んでしまうのは、きっとドゥルーズに怒られてしまうかな。でもわたしは映画を見てこなかったのです。どうか許してくださいますよう。

 

あなたから 夕焼けの赤 何ぞ問われ ふと気づく、そを 見ておらざりきかし

WTF it is 【Blender】

2022 - 8 -9 : 「コップ」(Blender)

WTF it is

我が家にはA4.マグナムがある。、、おっと、銃刀法とかいう野暮なこと言うんじゃねえぜぇ。もちろんレプリカに決まってるじゃネェカ。だがな、こいつをロシアンルーレットのごとく横っ面に構えてみるもんだ、するとどうだ、死が隣にいるみたいで震えちまうんだ、まったくバカだぁ、弾なんてでねぇでさぁ。

はぁ、俺はブコウスキーってやっつぁんが言うように死んをポケットに持ち歩いていくってことがようわかったさぁ。こういうことなんだぁナ。

 

人間がこんなに哀しいのに
主よ 海があまりに碧いのです
遠藤周作

【初投稿】ブラインドタッチイストです!!!【Blender】

2022 - 8 -8 : 「バネ」(Blender

I am not good at BLIND TOUCH in the spring cage

 

はじめまして、初投稿です!!!

このブログではこれから、基本的には全部ブラインドタッチで書きたいと思っています!出来るかどうかわかりませんが頑張っていきたいと思います!よければ楽しんでいってください!

自己紹介します!

私の名前は、若くしてグルコサミン飲み太郎と言います!変な名前ですが親から授かったものなのでとても大切にしています!まだお互いのことが分からず距離感がつかめていないときは若くしてグルコサミン飲みさんと苗字で読んでください!

ちなみにいまこのブログを近所の宇宙空間で書いてるんですが、エンターキーが取れちゃいました!

 

ぽろぽろぽ ぽろぽろぽろぽ ぽろぽろぽ

 

『美大生図鑑』を読んだ【Blender】

2022 - 8 - 7 : 「蛇腹」(Blender

pleat pleat me

 

とりとめのないお話を。

いつもの近所の図書館徘徊で『美大生図鑑』(ヨシムラヒロム著)をたまたま見つけた。薄いのでたぶん2時間そこらで読めた。映画一本分だ。(最近、「映画一本」という表現を気に入っている。かなり陳腐で商業的な表現だが・・・。)

美大に憧れがなかったわけではないが、おそらく私が行けてたとしてもついていけなかったろうと思う。でも今の自分を相対化してくれるものとして、そして尻を叩いてくれるものとして僕は今日読んだ。相対化は自惚れと悲劇のヒロインになることから救ってくれるから重要だ。

僕はちまちまと制作しなければならない。ちまちまと題材を探さなければならない。ちまちまと生きていくすべを見つけていかなければならない。ちまちまと。ちまちまと。

 

ふと手を見 生命を感ず 酒尽きた

 

マイペース 【Blender】

2022 - 8 - 6 : 「スマートフォン」(Blender)

which is smart? smart is what?

「マイペース」。ああ、夏休みの日誌だろうか。悪い習慣で近所の図書館にたむろしていると、小学校高学年か中学生くらいの年頃の少年少女らが必死に、あるいは気怠げに取り組んでいる冊子にでかでかと見られる。

・・・

高校生の頃、同じ図書館で必死に勉強していた。そしてそれなりの大学には行った。今は、なんていうありさまだろう。どこから道は逸れていったのだろう。いや、おそらく一つ一つのズレは小さなものだった、とても小さなものでとてもとても気づくこともなければ気づく必要もなかったのだと思う。いまや雫で石が穿たれた。おびただしい長年月をかけて。

みんな知っているはずだ、石が穿たれた後、人生が途方もなく続いていくことを。

 

気力が去勢されてしまった時間が濃霧のようにまとわりついて、立っていることすら困難だった。重たい肉が削がれたあとに関節だけがキコキコと体裁を繕って行ってしまう。君にはマイペースという言葉を思い出して欲しい。どうか。

 

目を開け また目を閉じる ことができるように